2013年01月14日

中国から見た日本

第6回講座は、東洋学園大学の朱建栄教授をお招きして開催。
毎回、「中国から見た日本」というテーマでお願いしていますが、今回は尖閣諸島を巡る余震が続く中で、どんなお話が伺えるのか大変興味深いものでした。

最初の講演では、「日中比較の目から見た中国および日中関係」のお話。
中国と一言で言うものの、実は中国も一つではない。
最悪の干ばつがニュースとなる地域がある一方、国全体では大豊作となる。

あるデータを取って中国を論じようとしても、その反対を示すデータが存在する。
ある一面だけを取って説明する事はできない。
日本は同一性、中国は多様性。
北京と上海は全く違う。
冒頭からこんな興味深いお話が披露されました。

議論においては中国人は真っ向から相手を否定しても構わない。
喧嘩するのを厭わないが、喧嘩してもすぐ忘れる。
そんな中国人の気質の話。
「日中ビジネスマン」の比較は面白いものでした。

中国と言えば民主化が議論されますが、「民主化は屋根、まずは経済・社会という土台・柱づくりが必要」との説明がされました。
日本もかつてGDPがドイツを抜いて世界2位になった時は、中韓から軍事費増加(19年連続で軍事費が2桁増)による軍国化懸念を示され、欧米からは一層の国際貢献を求められるも、国内では豊かさを実感できないといった、まさに今の中国と同じだった事。
中国も同じ道を通っているとの事です。

後半のディスカッションでも受講生からの質疑応答の形で、様々なお話がありました。
尖閣諸島を巡る問題でも、一般に知られていない事実もあり、この問題の難しさが理解できました。
今のところは蓋をして先送りするのが得策とのご意見でした。
北海油田を巡る争いが、EUの誕生で解決した例などは確かに参考になるように思えます。

いろいろと意見はあるでしょうが、「相手を知る」という意味で、またもや得るものの多い講座だったと思います。
    

  
posted by 世話役 平出 at 12:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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